前回キャンペーンでは「レア感」が人気に拍車
マクドナルドが前回2010年1月から行ったキャンペーン「ビッグアメリカ」では、「テキサスバーガー」「ニューヨークバーガー」など4種類を、期間限定で次々に発売。「店舗に来れば何か新しいものがある」という期待感を消費者に与えることに成功した。
中でも、キャンペーン第1弾の「テキサスバーガー」では、発売3日後の10年1月17日の全店売上高は28億1180万円で、1971年の日本マクドナルド創業以来の最高記録を打ち立てている。「想定よりも多く売れた」などとして、店舗で販売する数を限定し、「売り切れ続出」となったのは記憶に新しいところで、この背景には、限定販売で生まれる「レア感」が、さらに人気に拍車をかけたとの見方が有力だ。
今回のキャンペーンでも、前回の「次々に新製品が登場し、さらに期待感を高める」という枠組みの「続編」ともいえそうだ。
同社では、前回キャンペーンの販売実績や、新キャンペーンでの販売目標については非公開としているが、
「人気が出ても対応できる程度の十分な具材の用意をしている」
と、現段階では前回のような「売り切れ」が発生する可能性を否定している。
3商品が販売される価格は、それぞれ「NEW てりたま モチモチバンズ」(4月5日~4月下旬)が単品330円~340円、バリューセット640円~660円、「NEWゴマえびフィレオ ごまごまバンズ」(4月下旬~5月下旬)が、単品310円~340円、バリューセット630円~660円、そして「チキンタツタ」(5月下旬~6月下旬)が単品300円~320円、バリューセット610円~640円となる。