「スマートフォン」戦争日本でも激化 ドコモ新機種「エクスペリア」発売

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   携帯電話市場で急激な伸びを続けているのが、高機能携帯「スマートフォン」だ。中でも、特に大きな伸びを見せているのが、「アイフォーン」(iPhone)と、米グーグル社が開発したOS「アンドロイド」(Android)を搭載したモデルで、ソフトバンクモバイルも、アンドロイド搭載モデルの発売を発表したばかりだ。

   そうした中で、2010年4月1日にアンドロイド陣営から新機種として、NTTドコモの「エクスペリア」(Xperia、ソニー・エリクソン製)が発売されることになり、注目を集めている。

スマートフォンは前年比23.8%増

新機種発売に向けてカウントダウンするアントニオ猪木さん、小森純さん、アントキの猪木さん(左から)
新機種発売に向けてカウントダウンするアントニオ猪木さん、小森純さん、アントキの猪木さん(左から)

   調査会社の米ガートナー社の調べによると、09年に全世界で販売された携帯電話端末数は前年比0.9%減の12億1100万台。ところが、スマートフォンの09年の販売台数は前年比23.8%増の1億7237万3100台。ケータイ全体の市場は、ほぼ「飽和状態」ともいえる一方、スマートフォンに関しては、大幅な伸びを見せている。

   その中でも、シェアの拡大が著しいのが、第3者が開発したアプリ(ソフト)をインストールするなどして、「自分好み」の使い方ができるアイフォーンやアンドロイドのモデルだ。これらの機種は、「オープンOS」と呼ばれる種類のOSを搭載していることで知られている。

   実際、OS(基本ソフト)別のシェアを見ると、現段階で最大のシェアを占めるのがNTTドコモのIモードでも採用されている「シンビアン(Symbian)OS」(46.9%)で、それに続くのが「ブラックベリー」に搭載されているOS(19.9%)だ。だが、急激な伸びを見せているのが、日本でも08年に発売されて話題を呼んだアイフォーンのOSと、日本では09年に登場したばかりのアンドロイド搭載モデルだ。アイフォーンは08年には8.2%だったシェアを14.4%に伸ばす一方、アンドロイドは0.5%が3.9%にまで伸びている。国内市場での同様の統計は見あたらないものの、先行するアイフォーンをアンドロイドが猛追する、という構図は変わらない。

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