豊田社長自身を語るニックネームはモリゾウ
今回のモータースポーツ活動の計画発表と合わせ、トヨタの豊田章男社長は自身のブログで、ある事実を公表した。一連のリコール問題について陳謝するとともに、昨年ドライバーとして参戦した「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」について、「残念ながら、モリゾウは今年の24時間レースに出場しません」と表明したのだ。モリゾウとは豊田社長が自身を語るニックネームに他ならない。
5月にドイツで行われる同レースは、そのコースの過酷さゆえに、欧州はもちろん、日本でも人気が高まっている。モリゾウこと豊田社長は「昨日、テストコースで参戦車両のテストをして、いい汗をかくことができました。昨年とはまた一味違い、安定感があり、疲れにくいクルマに仕上げてくれています」などと熱く語っている。豊田社長の不参加は残念だが、クルマに対するこれだけの愛情と理解、スポーツ心をもった自動車メーカーのトップはモリゾウしかいない。そう思っているファンは少なくないはずだ。