名古屋市議会に河村たかし市長が提案していた議員の定数と報酬を半減する条例改正案について、同市議会は2010年3月24日の本会議で、賛成少数で否決した。
この改正案では、議員定数を75から38に、議員の年間報酬を1633万円から816万円に半減するとしていた。市議会ではまた、市長公約の市民税10%減税についても、実施を10年度に限定する条例改正案を可決した。
河村市長は本会議後、記者団に対し、「庶民革命と現状維持の闘争だ」などとして、4月の臨時議会招集で再び問題提起する構えをみせた。さらに、市長の支援団体からは、議会のリコールを始める動きが出ている。