東京で羽根を伸ばし、まだ野党気分?
女性スキャンダルと言えば、麻生政権時代に、当時の鴻池祥肇官房副長官が議員宿舎に女性を連れ込んだりしたとされるケースが記憶に新しい。表向きは健康上の理由だったが、後に副長官を辞任している。また、社民党の又市征治参院議員も3年前、週刊誌に女性スキャンダルを報じられている。
こうした前例があるのにも関わらず、なぜ同じような轍を踏んだのか。
中井洽国家公安委員長の地元、三重県伊賀市のある議会関係者は、こう指摘する。
「与党になっても、野党の垢が抜けていないんじゃないですか。ちょっと脇が甘かったと思いますね」
地元では、女性スキャンダルについて驚きは少なく、「やっぱり」との声が上がっているという。
「奥さんがいないので、東京でだいぶ羽根を伸ばしているといううわさですよ。過去には、愛人が地元から東京に出向いたという話もあります。地元では、おとなしく目立たない人なんですが」
なぜもてるようになったのかについては、こうみる。
「人なつっこくて、コミュニケーションが上手ですね。それに、女性にはまめですよ。男前だと警戒する女性も、親しみを感じるのでは。それと、バッチの力もあるんでしょうな」
新潮の「路チュー」写真には、こんなシールを貼った車も写り込んでいる。「法定速度 走行車です」。対照的に、東京に来て人が変わり、与党になっても野党気分が抜けずに、法定速度をはみ出してしまったのかもしれない。