人気アイドルグループ「AKB48」メンバーの板野友美さん(18)のブログが、一時期「炎上状態」に陥った。テレビ番組内での「鬼ごっこ」での振る舞いが原因で、ネット上で批判を浴びた様子だ。
一方、ネット上では、批判的な書き込みが「ハロカス(「ハロー!プロジェクト」ファンに対する蔑称)」の仕業だと決めつける指摘が続出。ファン相互の「空中戦」の様相すら呈しつつある。
テーマパーク内を90分にわたって「鬼ごっこ」
波紋を呼んだのは、2010年3月24日にフジテレビ系で放送されたバラエティー番組「逃走中~王国~」。番組は、優木まおみさんや矢口真里さんら19人の出演者が、108万円の賞金をかけてテーマパーク内を90分にわたって、いわゆる「鬼ごっこ」を行うという内容。1秒逃げることに200円を得ることができるが、ハンター(鬼)に捕まると、すべて没収される。「自首」をして、貯まった金額をそのまま受け取ってゲームから脱落する方法もある。
ところが、番組に出演していた板野さんは、自首地点近くで金額が貯まるのを待ち、金額は80万円ぐらいまで膨れあがった。このまま自首すれば、そのまま80万円を得ることができたのだが、結局ハンターに捕まってしまうという結末に終わった。これはルールに違反している訳でもないのだが、「お金が貯まるまで待ってから自首する」という戦略が、一部ネットユーザーの反感を呼んだ様子だ。
書き込み犯人は「ハロカス」?
番組終了直後から、板野さんのブログのコメント欄には、板野さんを非難するコメントが殺到。その数は1万近くに達し、「炎上状態」になった。この「炎上状態」は「2ちゃんねる」の利用者も刺激した様子で、「犯人はハロカス」と決めつける書き込みも表れた。「ハロカス」とは、「モーニング娘。」なども所属するアイドルグループ「ハロー!プロジェクト」(ハロプロ)ファンに対する蔑称で、書き込みの中には、「報復として荒らすべきブログはこちら」として、「ハロプロ」メンバーのブログを荒らすように煽る書き込みすらある。
なお、板野さんのブログは「アメブロ」上にあり、アメブロでは、不適切なコメントを削除するサービスを提供している。そのせいなのか、現段階で確認できるコメントは3000件程度で、いずれも「逃走中おしかったですね」「逃走中良かったよ」などと板野さんに好意的なものが大半だ。