グーグル中国から撤退 4月10日説が有力

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   米インターネット検索最大手のグーグルが中国から撤退する可能性が強まっている。撤退の時期については、これまで中国国内では3月15日説も唱えられていたが、現在では2010年4月10日説がもっとも有力だ。

   グーグルの中国からの撤退は4月10日という情報は、香港フェニクス・テレビの記者も掴んでいる。また、中国ポータルサイトのトップの一人は、4月10日にグーグルは中国から撤退するのではないかと、J-CASTに明かした。さらに「政治問題化し、中国政府も引けなくなったのではないか」と見る。

3名のスタッフが転職?

   すでに撤退に向けて準備が始まっている、という情報も流れている。グーグルの3名のスタッフは、微軟必応社(マイクロソフトの検索会社)に転職したと中国では報道されている。その他のメンバーも動揺しているようだ。

   グーグルは中国市場からの撤退の検討を2010年1月に表明した。グーグル側は検索結果への検閲を中止するよう求め、中国側は拒否したため、撤退の検討という事態に至ったとされている。

   ただ、中国政府は、グーグルと接触していることについては公式には一切否定している。2010年3月7日に、日本の衆議院に相当する全国人民代表大会で、工業情報省の苗圩副大臣は、「グーグル社が中国工業情報省と交渉している報告をうけていないし、正式にグーグル社と接触したこともない」と記者の質問に答え、「中国政府は、グーグルからハッカーの攻撃を受けたことについての報告をも受けていない。攻撃は中国から来たという証拠があるなら、提出してもらいたい。中国こそハッカーの被害者だ」と付け加えた。中国の法律は、4年前グーグルが進出した当時と変わりはなく、「法律については、グーグルも十分理解しているはずだった」(苗副大臣)としている。

J-CAST北京

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