急速に普及し、シェアは20%前後
一眼カメラはレンズ交換ができるため、交換レンズのバリエーションを増やすことができ、ユーザーにとっては楽しく、メーカーにとっては収益性が高いなど双方にメリットが大きい。最新の民間調査によると、一眼レフと一眼カメラを合わせたレンズ交換式カメラの市場で一眼カメラの普及は急速に進み、シェアは20%前後に達した。今後も伸長が予想されるという。
パナソニック、サムスンを追撃するのが、この分野で後発のソニーだ。ソニーは06年にコニカミノルタから一眼レフカメラ事業を買収し、ミノルタ時代からの伝統の「α(アルファ)」ブランドを継承した。ソニーは独自の規格で一眼カメラ(ミラーレスカメラ)に参入すると表明。横浜市で開かれたアジア最大のカメラ展示会に参考出品し、注目を集めた。ソニーは伝統のαブランドで年内にも新商品を発売するという。
迎え撃つパナソニックは、一眼カメラとしては世界初というタッチパネル式の液晶画面を備えたルミックスを4月に発売すると発表。ソニーの参入で、一眼カメラ市場の競争が激化し、面白くなるのは間違いない。