死傷者も出た「春の嵐」 ネット内にも吹き荒れる??

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   春の嵐が全国で吹き荒れた。交通機関が大きく乱れただけでなく、強風が原因とみられる事故で死者も出た。2010年3月21日も強風は続き、甲子園球場であった選抜高校野球大会の開会式で予定されていた仕掛け花火が中止になった。インターネットでも「風」に関する話題が吹き荒れている。

   3月20日には、千葉市で38.1メートル、東京都江戸川区で35.2メートルの最大瞬間風速を観測するなど、全国的に強風に見舞われた。空の便では、日本航空66便と全日空34便が欠航して計約1万5300人に影響が出た。鉄道ダイヤも、一部区間の運転見合わせなどで混乱した。

強風下の野焼きで3人死亡

   同20日午前には、静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で、野焼き作業を行っていた、いずれも30代の住民男性3人が炎に巻き込まれた。3人は全身にやけどを負い、搬送先の病院で死亡が確認された。静岡地方気象台によると、御殿場市内では同午前、平均7~8メートルの風が吹き、9時47分に最大瞬間風速16.4メートルを観測した。死亡した住民の中には、強風の中で野焼きを実施することに対し、出かける際に家族へ不安をもらしていた人もいたという。

   また、同20日13時頃には、北九州市小倉北区の無人有料駐車場で女性が首から血を流して倒れているのが見つかった。女性は死亡が確認された。警察では、強風で料金支払機の屋根が壊れ、女性の首を直撃したとみて調べている。

   強風は21日も続いた。早朝の4時ごろ、京都市南区の高速道建設現場で、突風のため作業足場(高さ約17メートル)2基が倒れ電柱にあたった。この影響で周辺約200世帯に最大4時間の停電被害が出た。

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