世界で活躍するスーパーモデル冨永愛さん(27)の「ワンステージのギャラ」が100万円であることが分かった。もっとも、お金の代わりにショーで着た服を「現物支給」されることもあるのだという。
富永さんが出演したのは日本テレビ系バラエティ「メレンゲの気持ち」(2010年3月13日放送)。司会の久本雅美さんがスーパーモデルの収入が知りたい、と聞くと、
「そうですね(自分は)100万円ですね」
と答えた。
世界のトップモデルの年収は25億円
100万円といっても、海外の場合、モデルが着るのは1着だけ、という場合が多い。いわば舞台1往復で100万円、その高額ぶりにスタジオはどよめいた。
ただし、必ずしも100万円と決まっているわけではなく、ブランドやスポンサーの経済力によって額は様々。ギャラは支払われず、ショーで着た服の「現物支給」という場合もあるそうだ。
富永さんが所属する「ボン イマージュ」によれば、パリコレやニュヨークコレなどで有名デザイナーのショーに出ることは、ギャラをもらう以上に重要な意味がある。
ショーの後に行われるブランドキャンペーンへの参加が決まると、ギャラは一気に跳ね上がる。また、ショーでは世界的なカメラマンとの出会いがあり、カメラマンに認められることで知名度と露出が増えていく。
ところで、世界のトップモデルの収入はどれくらいなのか。アメリカの経済誌「フォーブス」が発表した08年6月から09年6月までの女性モデル収入ランキングを見ると、1位のジゼルが2500万ドル、2位のハイディー・クラムが1600万ドル、3位のケイト・モスが850万ドルとなっている。アメリカの一流プロスポーツ選手並みの収入だ。モデルは有名になれば、収入源はブランドキャンペーンへの参加の他、一般芸能人と同じように写真集やDVDを出したり、映画・テレビ出演、また事業を立ち上げるなど、活躍の場は広がっていく。