グーグルが六本木ヒルズに移転 勝ち組企業「ヒルズ族」が復権?

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外資系の「大物」が相次ぎ入居

   それでも、IT企業や外資系企業がなお多く集まる。IT企業では、サイバードホールディングスやBaidu(百度)が、外資系企業では米大手証券のゴールドマン・サックスや、法律事務所などがオフィスを構える。

   森ビルは、「09年後半から、上向きになっています」と話す。入居する企業の中心は外資系だ。英大手金融グループのバークレイズ日本法人が入居。企業の経営課題の解決を支援するソフトウェアを提供するSAS Instituteジャパンも引っ越してきた。

   世界的な化学品メーカーのBASFの日本法人、BASFジャパンは09年8月に移転してきた。関連会社を含め、都内に分散していたオフィスを集約して事業の効率化を図った。

   森ビルは10年3月期の目標入居率の95%の達成も視野に入っているようで、「業務の効率化や将来的な事業拡張をにらんで、いち早く、戦略的にオフィスを考えている企業が移ってきているようです」と表情も明るい。

   そして、グーグルだ。いまのオフィスが手狭になってきたため、移転先を探していた。同社はオフィスの移転について、「準備を進めているところです。ただ、時期などについては現段階でお話しできません」という。

   グーグルが六本木ヒルズの新たな「目玉」になることは間違いなく、「ヒルズ復権」もそう遠くない。

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