飲食店のトイレに盗撮用の小型ビデオカメラが仕掛けられ、従業員はそれを発見し警察に通報した。ところがなんと、犯人が逮捕される決め手になったのは、盗撮カメラを仕掛ける容疑者の顔が、そのままカメラに残っていたことだった。
事件が起こったのは2010年3月12日未明。熊本県人吉市内のスナックのトイレに小型のビデオカメラが仕掛けられ、20代の女性従業員3人が盗撮された。逮捕されたのは県の球磨地域振興局土木部技師 (28)。スナックの従業員がカメラを発見し、13日 未明に熊本県警人吉署に相談した。
「なぜ自分の顔を撮影したのかは捜査中」と警察
容疑者は盗撮した容疑をみとめているが、盗撮カメラを仕掛ける容疑者の顔がカメラに映っていたのが「動かぬ証拠」となった。容疑者はカメラを仕掛ける前日11日夜からこのスナックに来ていて、トイレに入り、録画スイッチを押した。その際、自分の顔も映してしまったと考えられる。人吉警察署に聞いてみたところ、
「なぜ、容疑者が自分の顔を映してしまったのかは捜査中」
と話している。
ネットの掲示板やブログには今回に事件について、
「興奮しすぎたんだな」
「あまりにも間抜けで、不謹慎にも笑っちゃいました」
「以前にもペン型カメラを女子更衣室仕掛けた男が、やはり自分が映って居て捕まった。過ちは繰り返される」
といったカキコミが出ている。