男性の結婚は、2008年までの6年間では、正規社員より非正規社員の方が少なく、1.8倍の格差があることが、厚生労働省が2010年3月17日発表した「21世紀成年者縦断調査」で明らかになった。
それによると、02年に独身だった男性約4000人のうち、6年間で結婚したのは、正規社員の32.2%に対し、非正規社員は17.2%。さらに、年収400万円台の男性は26%だが、100万円未満では8.9%に留まったことも分かった。
また、子どもが生まれたのは、正規・非正規でそれぞれ12.8%、4.8%。その割合は、2.6倍の格差があった。労働条件の違いが結婚や出産に影響を与えていることが浮き彫りになっている。