首都高速と阪神高速、事実上の値上げ?
また、閣議決定直後の3月12日の会見では、
「税金を高速道路会社には突っ込まない。高速道路会社が造るわけではない」
と苦しい説明。記者から
「今後、高速道路会社に3兆円の予算を使って道路を造るわけではないのか」
と突っ込まれると、
「それは党の要望であって、それを決めているわけではない。 正に高速道路の料金体系、また高速道路の維持管理、運営のあり方というのは今後決めていくこと」
とし、「料金体系は未定」との立場を強調した。
だが、事態はそう動いてないようだ。毎日新聞が3月17日に報じたところによると、首都高速と阪神高速の定額料金(東京線で普通車が平日700円など)を距離別料金制に移行する際、事実上の値上げが行われる模様だ。
料金額が決まれば、利用者からの反発が強まるのはもちろん、利用者の利便性を犠牲にして道路建設財源を捻出する形で、「コンクリートから人へ」という民主党のスローガンが形骸化したとの批判も出そうだ。