6箇条の誓約書「撤回せず」 「エリカ様」は健在だった

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   「6箇条の誓約書」で波紋を広げている女優の沢尻エリカさん(23)が2010年3月16日、「たかの友梨ビューティークリニック」のCMで2年半ぶりの芸能界復帰を果たした。記者会見では、たかの友梨氏が騒動についての説明に多く時間を費やしたり、沢尻さん本人も涙を浮かべながら「反省の弁」を述べるなど、低姿勢に徹した。ところが、会見の最後で、「6箇条の誓約書」にサインを求める方針を撤回しないと断言した。

   沢尻さんの登場に先立って、たかの友梨代表が「沢尻エリカ、解禁。」と題したCMが撮影されるまでの経緯を説明。たかの氏側が3年前からCM出演を打診し、09年末に沢尻さん側が快諾。沢尻さんは企画にも積極的にかかわったという。

報道陣から寄せられた質問用紙を読み上げる

報道陣を前に笑顔を見せる沢尻エリカさん
報道陣を前に笑顔を見せる沢尻エリカさん

   異例だったのが、司会者との質問のやり取りだ。報道陣から事前に寄せられた質問用紙を読み上げる形で行われたのだが、関心は、今回の騒動に集中した。

   「夫の高城剛さんから売り込みがあったのでは?」という質問に対しては、たかの代表は、

「そんな話はいったいどこから出たのか。高城さんとはお目にかかったことも、電話でお話ししたこともありません」

と一蹴。一方、誓約書については

「本当に晴天の霹靂。誓約書は、ファンやマスコミにお詫びしなければならないこと。(女優は)人気商売なので、『見られてナンボ』。沢尻さん自身も、(誓約書について)知らないようでした」

と、事務所側の姿勢を批判。

   話題は「『薬物疑惑』報道」にも及び、

「疑惑は絶対にあってはならないこと。この件については厳しく(沢尻さんに)質問しましたが『海外でも日本でも一切無い』と言っていました」

と疑惑を完全に否定した。

   この直後、沢尻さんが白いスーツ姿で壇上に登場。登壇前に深く一礼し、目に涙をため、時おり声をつまらせながら、今回の騒動について、

「私へのバッシングはともかく、たかの友梨さんやクライアントの皆さんにご迷惑をかけてしまいました。そのことに対して、とても残念に思っています。ですが、そのような状況の中でも、たかの友梨さんやクライアントの皆さんは私を信用し続けて下さいました。とても嬉しく思っています」

などと反省とも受け取れる言葉を述べた。

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