銀行の国債保有残高ジワジワ増加 1月末126兆円

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   銀行の国債保有残高の上昇が続いている。日本銀行によると、2010年1月末の残高は126兆4557億円で、前年同月と比べて約1.3倍に増えた。企業の資金需要が低迷して、預金で集めたお金が企業に回らず、国債に振り向けられている。

   リーマン・ショック直後から安全資産を求めて国債の保有が増える傾向にあり、なかでも地域金融機関の増加は著しい。ただ、さらなる国債の増発が見込まれるなかで、銀行が国債を購入していることで国債相場の安定につながっていることもある。

   08年1月に82兆9924億円、09年1月に96兆3775億円だった銀行の国債残高は、09年3月に100兆円の大台に乗って以降も残高を伸ばしている。

   一方、株式の保有はその時に18兆円台に割り込んでから、9月に一たんは20兆円台に戻したものの、その後は再び18兆円台で推移している。10年1月の株式残高は18兆7678億円だった。

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