「太陽の塔の顔」ミステリー 大阪万博40年未だに探索続く

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「山に廃棄されている可能性もあります」

   その後、こうした同課の捜索活動が新聞で報じられ、3月9日、県内のホテルで見かけたという情報が課に寄せられた。その日のうちにホテルに問い合わせたところ、確かに岡本太郎のモニュメントはあったが、よく似た別の作品だった。観光交流課の担当者は

「『太陽の塔』は高度経済成長のシンボルとも言われますよね。是非一度見てみたいです。教育研修所が山の中にあるので、山に廃棄されている可能性もあります。今後は歩いて捜します。また、神戸市に問い合わせて、70年代に教育研修所を潰した業者も調べてみます」

と話している。ネットには、「静岡で見た」という情報もあったというが、引き続き兵庫県内で捜索を続ける方針だ。

   3月15日には万博開催40周年を迎える。その2日前の13日には、大阪吹田市の万博公園に記念館「EXPO'パビリオン」がオープンする。日本万国博覧会記念機構などが所有する約3000点の資料が展示される予定だ。「第4の顔」についても見つかり次第展示する意向で、1月から情報提供を呼びかけている。

   同機構の広報担当者は、

「もう2か月経ちますが、なんせ40年前のことなので、まだ有力な情報は寄せられていまん。見つかれば展示の目玉になるのですが…」

と発見に期待している。

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