「高速暴走」260キロ!動画 投稿主はネット上で特定?

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ドイツ車の場合リミッターが250キロに設定

   ただ、暴走運転については、「そういう話は聞かないですね」と首をひねった。

「会社にも、嫌がらせみたいなのが来るんですよ。商品についても、悪意に満ちた情報が出回るんですね」

   ネット上の動画投稿は、男性ではなく、だれかが企んだものと言いたげだった。男性が警察から事情を聞かれたとの話もないという。男性は現在、妻を残して海外に単身出張中だとしている。

   真相はよく分からないが、動画の内容が事実とすれば、運転者らが罪に問われる可能性がある。和歌山県警が2010年3月4日、時速188キロで走るオートバイを映したユーチューブ動画から、運転者として会社員男性(42)を割り出し、道交法違反(速度超過など)の疑いで逮捕したからだ。動画で摘発したのは全国初だった。

   同県警橋本署の副署長は、逮捕の決め手について、こう話す。

「回りの景色に着目して、ある地点から別の地点まで車がどれだけ時間がかかったか計算することで、スピードが出ます。メーター表示は、誤差がありますので、参考にするだけですね。知人が動画を投稿しており、そのオートバイを借りていたことを聞き込みでつかみました」

   その特定には、警察庁科学警察研究所を利用した。今回の投稿動画には、夜間の場面もあるが、ライトなどから特定できるといい、警察が動く可能性もありそうだ。

   ところで、高速とはいえ、260キロもスピードが出るものなのか。

   国産車は自主規制でリミッターが180キロ以下に設定されているが、BMWジャパンの広報担当者によると、ドイツ車の場合、正規輸入車でもリミッターが250キロに設定されている。メーターも、260キロまで表示されているという。

   日本でも、追突などの重大な危険があるが、スピードを出そうと思えば出せるわけだ。動画の車が260キロも出ていたとすれば、リミッターを外したか、下り坂でスピードが出た可能性がありそうだ。

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