ロックバンド「JAYWALK」のボーカル中村耕一容疑者(59)が2010年3月9日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕され、10日、送検された。これを受けて、所属事務所のフリーウェイが同日付けで、JAYWALK公式サイトに「3月9日付の報道に関しまして」という文書を掲載した。
9日の現行犯逮捕報道について、「ファンの皆様を始め関係者各位には、多大なご迷惑をおかけしていますことを、深く心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
「耕一さんの横でギターを弾きたい」
「JAYWALK」メンバーからのコメントも掲載されている。バンドリーダーの知久光康さんは「JAYWALKは全員が支え合っているつもりでしたが、僕は耕一さんを支えていなかったかもしれません」とした上で、こう語っている。
「でも、ルールは守らなければいけません。今でも友達であり仲間であると思っています。耕一さんの横でギターを弾きたい、と思っています」
ベースの中内助六さんは、中村容疑者に全幅の信頼を置いてこれまでやってきた、という。多少時間にルーズなところがあったが、それも「ご愛嬌で、薬物の影響を受けているということになど、全く疑うことはありませんでした」。メンバーとして責任を感じているといい、「ステージで影響を与える仕事だからこそ、肝に銘じて、同じ仲間として再発防止に努めます」とした。
また、「JAYWALKは彼の声無くして考えられません」(田切純一さん)、「中村耕一の更生を待ち、いつの日かまた音楽を一緒に作れることを望んでいます」(杉田祐さん)といった具合に、中村容疑者の更生と復帰を願っていた。