カーリングゲームも売れ出す
都内でもカーリングスクールが開かれている。東京カーリングクラブはスケートリンクで毎月2回開催している。
倉本憲男事務局長は、
「普段は予定を公表してから1週間から10日後には埋まりますが、オリンピック後は2日でいっぱいになりました。4月以降は回数を増やす予定で、スケート場と交渉中です」
と話している。
1回あたりの定員は30人。参加者は20~30歳代が中心で、男女比は7対3。3~4回体験するとコツをつかめるようになるそうだ。もっと試合をしてみたいと言って社会人チームに入る人もいるという。
近くにスケート場がなくても、手軽にカーリングが楽しめるゲーム「カーリングテーブルゲーム」(ビーズ)もオリンピックの影響で注目されている。10年1月に100台、2月には400台が売れて、08年11月の発売から累計1400台を販売した。
長さ122センチ、幅34センチのボードと、鉄の玉が入ったプラスチック製のストーンがついている。遊び方は2つのチームに分かれて、交互に8回ずつストーンを円の中心を目がけて滑らせるだけ。ブラシではくことはできないが、基本的なルールは同じだ。
ビーズ(大阪府東大阪市)の開発担当者は、
「関西ではスケート場が少ないので、小さいお子さんのいる家庭やダーツバーなどで手軽に楽しんでいただいています」
と話している。