「JANJAN」コメント欄は「炎上状態」
この後、山崎容疑者は自ら税関にコンタクトした模様で、
3月1日11時7分には、
「明日の朝 10時半から11時に上野公園の西郷さんの銅像のところで東京税関の人と会うことになりました」
と書いている。山崎容疑者の書き込みは、3月3日9時20分、ツイッターに
「ぼちぼちパソコンを片付けます さてと それじゃ またね ボン!」
と書き込んだのを最後に途絶えており、予定どおり10時30分に税関や警察の担当者と会ってまもなく逮捕されたものとみられる。
山崎容疑者は前出の2月26日のブログで、検察官に対して
「勝つか負けるかはわかりません でも全力で争えたならば納得のいく結果を得られるでしょう 大麻の真実を暴きそれを世に知らしめることができれば大麻にまつわる犯罪がぐんと減ることになるでしょう」
と呼びかける文章も書いており、法廷では大麻所持・使用の正当性を訴えたい考えのようだ。
一連の流れを、支援者がネット新聞「JANJAN」に投稿し、コメント欄は大麻擁護派と規制派による議論で「炎上状態」になっている。
なお、大麻をめぐる裁判では、2010年2月、米国から大麻約3キロを密輸したとして麻薬特例法違反などの罪=大麻取締法違反から訴因変更=に問われていた大阪市の男性被告の弁護側が「大麻の有害性は乏しく、大麻取締法や麻薬特例法は違憲」だと主張した例がある。だが、千葉地裁はこの主張を退け、被告に対して懲役6年罰金350万円(求刑8年罰金500万円)を言い渡している。