大麻密輸犯が「逮捕まで」を ブログ・ツイッターで「実況」

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   大麻の所持などで逮捕される人が後を絶たない中、逮捕までの過程を克明にブログやツイッターで綴った容疑者がいた。容疑者は、過去にも大麻の所持で2度逮捕されており、裁判に納得がいかなかったことをブログで明らかにしてもいる。今回の逮捕は、国内で大麻が規制されていることの不当性を訴えることが狙いだとみられる。

   逮捕されたのは、住所不定・無職の山崎一夫容疑者(56)。フジテレビによると、山崎容疑者は2010年2月、タイに行って購入した乾燥大麻3グラムを、都内の郵便局を送り先にして現地から航空便で密輸。大麻取締法違反の疑いが持たれている。

バンコクから大麻を局留めで送る

   山崎容疑者が逮捕されたのは、3月2日、上野公園でのことだ。山崎容疑者は、逮捕に至るまでの様子をブログなどで細かく綴っていた。ブログの自己紹介では

「大麻所持で2度捕まっています 合わせて5年近く服役していますが2度の裁判にまるで納得しておりません」

と、過去の経歴をカミングアウト。ブログには、05年に獄中から差し出した「再審請求書」もアップロードされており、その中では

「判決書では私が大麻と親和していること(編注: 親しみ結びつくこと)が非難の調子で述べられていましたが、おそらくそれは『大麻常用者は即ち(すなわち)悪人』といった偏見ゆえの非難調であり不当です」

などと持論が展開されている。

   今回の事件についても、経緯が細かく書かれている。例えば、2月26日6時20分に更新したブログでは。チョロQと、大麻とおぼしき褐色の草のようなものを並べた写真とともに、

「写真のチョロQなどをバンコクから局止め(原文ママ)で送っていました これから郵便局へとりにいきます 官憲が小包の中にチョロQが入っていることを知っているようなら私はそこで捕まるかもしれません さて 官憲はチョロQのことを知っているだろうかな」

と記述。さらに、同日9時52分には、コメント欄で

「上野郵便局へ行ってきました バンコクから送った小包が届いていると何日か前に電話を貰っていたからです 郵便局員さんは身分証明ありますかというのでパスポートを渡しました しばらく待った後に表れた(原文ママ)局員さんは言いました
『お客様の荷物は税関が差し押さえていてこちらにはないんですよ 私たちは中に何がはいっているかとかはまるで知らないんですけど そういうことなので、、、』」

と、大麻が入っているとみられる郵便物が差し押さえられたことを明かした。

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