ホンダのHVスポーツカー「CR-Z」 カーオブザイヤーの最有力候補に

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CR-Zに対抗、トヨタもプリウススポーツクーペを投入

   この価格帯で、これだけの性能をもつHVを市販できるメーカーは現時点で世界でもトヨタとホンダに限られており、スポーツカーはホンダの独壇場といえる。環境に配慮したエコなライトウエイトスポーツカーは、若者はもちろん、子育てを終えた熟年カップルなどがターゲットだ。クルマ好きのユーザーの間では「トヨタプリウスやホンダインサイトなどHVは燃費は良いが、運転しても楽しくない」という声があった。ホンダらしいスポーツ心と革新性をもったCR-Zの登場で、スポーツカーとHVに対するユーザーの価値観が変わる可能性がある。

   CR-Zの国内販売は月間1000台が目標だ。スポーツカーとしては高めのこの目標を、実際にどこまでクリアできるのか、市場の反応が気になるところだ。2010年はエコカーの新車ラッシュが予想される。ホンダは3月にも量販小型車「フィット」にHVを投入。秋には日産が電気自動車「リーフ」のほか、高級車「フーガ」のHVを発売。トヨタもCR-Zに対抗し、秋にもプリウスのスポーツクーペを投入するとみられる。トヨタはリコール(回収・無償修理)問題など不安要素があるが、エコカー開発は各社がしのぎを削っている。その開発競争に先鞭をつけ、革新的な商品を提案したという点で、CR-Zが2010年のカーオブザ―イヤーの筆頭候補にノミネートされるのは間違いなさそうだ。

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