コピー用紙無料サービス 企業の利用急速に広がる

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

会員数が今では4800社に拡大

   実際の使い勝手はどうなのだろうか――。webサイトの構築を手がけているテクト(東京都千代田区)では2009年10月頃、「とくぺぱ」の利用をはじめた。代表の中谷茂樹さんがweb上で見つけたのがきっかけだ。同社の場合は、Web制作の際、デザインを紙で見たいときに利用している。紙はふつうのコピー用紙に比べてやや分厚いというが、印刷機が詰まることはなく快適に使えている。中谷さんは「QRコードから携帯電話に誘導する仕組みがあっても面白いと思う」と話していた。

   航空券の比較・検索サイトを運営しているトラベラーズゲート(北海道札幌市)でも2009年12月から利用している。広報担当者はこう話す。

「主にFAX用紙として使っています。会議用に使ったこともありましたが、うちの場合は大量に出すせいか、コピー機が詰まることがあったのでやめました。経費の削減には役に立っていると思います。とくに、小さなことにも取り組んでいる姿勢が社内の励みになっています」

   なお、サービスがはじまった時は500社程度だった会員数が、今では4800社に拡大した。会員数が増えたため、広告主の希望に応じて、地域や業種を絞って配布することもできるようになった。ある医療系の出版社の場合、200の病院に絞って配布したところ、3日後に売り上げに結びついた例があるという。

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