不景気で売れる「ルームウェア」 「通販」「下着メーカー」「百貨店」こぞって販売

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「ワコール」「トリンプ」新ブランド立ち上げ

   ルームウェア市場の拡大を受けて、大手下着メーカーも力を入れ始めた。

   ワコールは30歳代女性向けのルームウェアブランド「リラクシア」を2010年2月に立ち上げた。すっきりとしたデザインのカーディガンやベスト、トップス、ボトムなど単品アイテムが多く、コーディネートを楽しめる。また、家の中でリラックスして着られるように、素材や着心地のよさにこだわった。初年度売上げは1億円を目指す。

   トリンプ・インターナショナルもカラフルなルームウェアシリーズ「ジェリー・ミックス」を09年7月に立ち上げ、第3段を10年1月から発売している。同社の調べでは約75%以上の女性がルームウェアを購入したことがあり、購入金額は1000~3000円台のリーズナブルなものが人気だ。また選ぶ際に重視することは約75%以上が「デザイン」で、次いで「素材」となった(有効回答2976人)。

   また最近は百貨店やショッピングビルでも、ルームウェア売り場を充実させている。

   伊勢丹新宿店は本館地下2階の「イセタン ガール」でピンクやフリルのついたルームウェアを展開。一方、大人の女性に向けのルームウェアを扱う本館2階の「マ・ランジェリー」では、2月24日から自分らしいスタイルでリラックスするための商品を取り揃えた売り場を展開している。

   ルームウェアや室内で快適に過ごすためのグッズが豊富に揃うのは、東京・池袋に09年12月にオープンしたショッピングビル「エソラ」の地下1階売り場。「大人のデザート」を連想させるルームウェアを展開する部屋着専門店「ジェラートピケ」を中心に、「イエナカ」に特化した店が多い。洋服を買うより安くて手軽にオシャレを楽しめるのが人気の理由のようだ。

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