ネット上の相手とチャットをしながら酒を飲む――。こんな「ネット飲み会」がブームと一部で報じられ、本当かウソか話題になっている。
「草食系じわり拡大 『ネット飲み会』がブーム」
こんな見出しで報じたのが、神戸新聞サイトの2010年2月28日付ニュースだ。
ネット上で、一部報道に賛否両論
それによると、若者を中心に「ネット飲み会」がはやり出したのは、不況がきっかけ。居酒屋より安く、上司に強要されないことなどから、じわり広がっているという。
記事では、なぜ草食系なのか分からないものの、神戸市内の会社員男性(30)が、ウェブカメラとイヤホンマイクを使って、東京の友人と飲み会をしている様子を紹介している。カメラの前なので席を外しにくいものの、「違和感ない」と言っていたという。
ネット飲み会を後押ししているとして、大手飲料メーカーも紹介した。サントリーがそうで、09年3月に発売した缶チューハイ「ほろよい」にちなんだ専用のチャットサイトを、発売と同時に開設している。こちらは、カメラなどを使わずアバター同士でチャットするため、神戸のケースとは違うようだ。
この記事が出ると、ネット上では、ネット飲み会が本当にブームなのか、議論になった。
2ちゃんねるのまとめブログでも紹介され、記事内容に賛同する声もある。「おれもよくやるわ。つまみ無くなったからコンビニ行ってくるとかいって、だらだら五時間とか飲んじゃうのw」「ニコ生でも似たようなことやってるのはたくさんいるし 需要はあるだろうな」といった書き込みだ。
一方で、ブームは言い過ぎとの指摘は、かなり多い。「何か特別な現象なのかこれ? 飲み食いしながらネットやってるだけだろw」「ネットしながら飲むことはあっても こんなまどろっこしい事なんかやってられるか」などなど。