新生銀八城社長退任の意向 あおぞら銀合併さらに混迷

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退任早まれば合併計画一から練り直し?

   こうした事情を背景に、八城社長は「金融市場の安定で、合併の緊急性が薄らいだ」との趣旨の発言をしたほか、消費者金融など新生銀のビジネスモデルに理解を示す経営者を外部から招へいする考えも示唆したという。今年で81歳になった八城氏は体力も衰え、合併交渉の激務に耐えられなくなっていたという見方も出ている。

   八城社長は、2月4日に行われたアナリスト向けの説明会でも合併問題に言及し、「大事なことが決まっていない。10月を目標にするより、よりよい合併を考える」と発言。合併を先送りする可能性を示唆した。だが、合併自体はなお進める姿勢を見せていただけに、八城氏の退任が早まれば、新生銀は新トップのもとで合併計画を一から練り直すといった事態は避けられない。

   八城社長は00年の新生銀発足時に会長兼社長に就任。06年いったん退任した後、08年6月に経営建て直しのため会長に復帰、同11月に社長に再登板していた。

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