民主党内の有志でつくる「企業・団体献金全面禁止研究会」の第1回会合が2010年2月26日、東京都内で開かれた。小川敏夫、前川清成、尾立源幸、藤末健三の各参院議員が参加。国会図書館の職員を招いて、八幡製鉄事件など政治資金にまつわる事件と法律の歴史について話し合った。
研究会では、尾立議員が「企業・団体献金の全面禁止はマニフェストにも書いてあるので、早くやらないといけない。何をもたもたしているんだという意見もあると思う」と発言。藤末議員も「企業献金を廃止して、個人の声が届く政治にシフトしていかないといけない」と話した。
今後は3回にわたって、外国の事例や個人献金の問題、ネット献金システムの可能性を検討する。3月中旬をめどに報告書をまとめ、民主党の海江田万里・政治改革推進本部事務局長に提出する予定だ。