小沢幹事長進退が再浮上か 長崎と町田で民主系候補惨敗

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鳩山首相「やはり政治とカネの問題が影響した」

   このような状況を生かそうと、自民党は「政治とカネ」の問題に絞って民主党を攻撃する作戦に出ている。国会では、民主党の小沢幹事長らの証人喚問を要求。民主党が応じないことから、2月22日には2010年度予算案の審議を拒否した。衆院予算委員会は自民党欠席のまま開かれる異常事態となった。

   ただ、野党でも公明・共産・みんなの3党は出席。自民党内にも、河野太郎議員など執行部の対応を批判する声がある。国民のなかには「予算案の審議をしっかりやってくれ」という空気もあり、同党の審議拒否作戦が世論の支持を得られるかは微妙だ。

   一方、鳩山首相は22日朝、長崎県知事選の結果について

「厳しかったですね。やはり政治とカネの問題が影響したというべきだと思います」

と述べ、民主党への逆風が強かったことを認めた。小沢幹事長も22日夕の定例会見で、

「長崎県知事選でかなりの大差で負けてしまったことは大変残念に思っている。国政選挙と地方選挙はいろいろな意味で違っているが、私自身の不徳の致すところで皆様に迷惑をかけたことについては大変申し訳なく思っている」

と発言。自らの政治資金問題が選挙結果に影響したとの見方を示した。国民への説明責任については、

「すべての資料・情報を当局で調べた結果が(不起訴として)出ている。何も隠すことはない。全国を回って、その場で疑問があれば答えていくということだと思う」

と述べ、国会の証人喚問に応じるかどうかについては言及しなかった。

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