リーマン・ショック以降の金融危機に伴い、日本銀行が金融システムの安定化を狙いに実施している銀行保有株の買い取りは、予定どおり2010年4月末で期限を終える。白川方明総裁が2010年2月18日の記者会見で「現時点で当初の予定を変えることは検討していない」と話した。
金融システムは「安定している」と判断している。日銀は09年2月に、1兆円を上限に銀行が保有する株式の買い取りを決めた。現在(2月10日時点)の買取金額は2292億円。日銀が買い取った株式は12年3月末まで保有し、17年9月末までに順次売却する予定。