総務省が2010年2月16日に発表した家計調査(09年、速報)によると、09年の消費支出は総世帯で、物価変動を除いた実質ベースで前年に比べて1.4%減少した。1世帯あたりの1か月平均の消費支出は25万3720円だった。2年連続で前年を下回った。
2人以上の世帯では実質0.2%減、1世帯あたり1か月平均29万1737円。単身世帯は同3.8%減、16万2731円だった。
前年に比べて、交際費などの「その他の消費支出」が大きく減ったほか、冷夏の影響でビール類やそば類といった食料(外食を含む)や被服・履物、住居関連などの消費が減った。一方、エコカーやエコポイント制度がプラスに働き、家具・家事関連や薄型テレビ、自動車関連が寄与した。