内閣府が2010年2月15日に発表した09年10~12月期の国内総生産(GDP)速報によると、物価変動の影響を除いた実質成長率は前期比1.1%増、年率換算で4.6%増となった。3四半期連続でプラス成長を維持した。
輸出が前期比5.0%増と3期連続で増加。また、GDPの6割を占める個人消費がエコカーやエコポイント制度などを利用した自動車や薄型テレビの需要増などで、引き続き0.7%増と伸びたことがプラスの要因。一方、公共投資は1.6%減、住宅投資も3.4%減となった。
なお、同時に発表された09年(暦年)の実質GDPは5.0%減となった。08年の1.2%減より、さらに悪化した。