東京都は、中国に年間95万ドル(約8500万円)を支払ってパンダの「つがい」を借り、早ければ2011年から都立上野動物園で飼育すると10年2月12日に発表した。当初予定されていた100万ドルよりも5万ドル安くなったが、都税だけでは賄いきれないので寄付金を募る考えだ。
パンダ「リンリン」が08年4月に亡くなり、それ以降、上野動物園ではパンダ不在の状態が続いている。08年の入園者は前年より60万人少ない289万人で、09年も300万人前後と見込まれており、来場客を増やすためにパンダは欠かせないと判断した。