若者は「わさび抜き」すしが好き 毎日新聞記事に「事実なの?」

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   「すし店でサビ(わさび)抜きを注文する若者が増えている」。そんな新聞記事が掲載されると、ネットで「それは事実なのか?」などと疑問視する声があがり、ちょっとした騒動になっている。巨大掲示板「2ちゃんねる」では、サビ抜きのすしはアリなのか、無いのか、などとスレッドが10を超える「祭り」に発展。「サビ抜きのすし」を注文する若者は増えているのだろうか。

   毎日新聞は2010年2月5日付けで、今の若者達は「辛み」「苦み」を敬遠、「大人の味」が苦手な若者が増えているようだ、という内容の記事を掲載した。具体例として挙げられているのがすしで、サビ抜きをリクエストするのは「圧倒的に20代の若い方で、特に女性が目立つ」という、すし店の店長のコメントを掲載している。

「サビ抜きを頼む若い女性を見たことがない」

   すしのサビ抜きといえば、親が小さな子供に食べさせるために注文する、という風景はよく見かける。毎日新聞記事によれば、今の若い人達は子どものころからの味覚や嗜好があまり変わらない人が増えていて、20代、特に女性がサビ抜きを注文するようになっているのだそうだ。

   この記事に関し、「2ちゃんねる」ではスレッドが複数立つ「祭り」に発展。

「サビを抜く若い女は今に始まったことではなく昔からいる」
「素材を味わいたいなら醤油も必要ないと思うが・・・」

などと書き込まれた。

   サビ抜きをする若い人が増えていることについては首を傾げる人が多い。都内の大学生に聞いてみると、

「私もそうだが、サビ抜きを頼む友人は見たことがない」(20歳女性)

という人がほとんどだった。

   すし専門店ではどうだろうか。「ミシュラン」で3つ星を取った東京銀座の「すきや橋 次郎」では、

「そういったお客様はいらっしゃいません」

ということだった。持ち帰りすしの「小僧寿し」本社では、

「子供に食べさせるためお母さんがサビ抜きを注文されることはありますが、大人の方にとってわさびは必要です」。

   回転寿司の「元気寿司」本社では、

「若い人、特に女性がわさび抜きを頼む事が増えている、ということは聞いておりません」

ということだった。

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