「立松さんのあの笑顔にもう会えない」 天野祐吉、加藤登紀子ら追悼書き込み

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   2010年2月8日に亡くなった作家の立松和平さんを追悼する著名人の書き込みが相次いでいる。天野祐吉さんや加藤登紀子さんらで、62歳という余りにも早い死に、「ショックで言葉を失った」という人もいる。

   コラムニストの天野祐吉さんは立松さん死去が報じられた9日夜、自身のブログに「さようなら、立松さん。」という記事を書いた。

ニュースで知り「しばらく言葉を失った」

立松さん最後の日記更新。タイトルは「栃木弁の微妙さ」
立松さん最後の日記更新。タイトルは「栃木弁の微妙さ」

   亡くなったことをニュースで知り「しばらく言葉を失った」。立松さんとは、テレビなどで何度か一緒になった程度の付き合いだったが、それでも優しさとぬくもりのある人柄が分かったという。

   そして、こんなエピソードを紹介している。シンポジウムでJR東海の「そうだ、京都行こう。」というCMの話になった時の話だ。天野さんが、このCMは歴史ある京都だからいいのであって、「『そうだ、宇都宮行こう』ではピンと来ない」と発言した。すると立松さんが、「すいません、ぼくの郷里、宇都宮です」。シンポジウム終了後、立松さんに謝ったが、いつもと同じニコニコとした大らかな笑顔で許してくれた。

「あの立松さんが62歳で亡くなるなんて。明るい、ぬくもりのあるあの笑顔にもう会えないのかと思うと、とてもさびしい。立松さん、ありがとう、そして、さようなら」

と書いている。記事には立松さんと天野さんが一緒に映った写真も掲載されている。立松さんの朗らかな笑顔が印象的だ。

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