赤旗vs日刊ゲンダイ 小沢疑惑報道で「場外乱闘」

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「『日刊ゲンダイ』の主張は、非常識きわまりない」

   共産党は、普段与党批判は激しく行うものの、メディア批判は多くない。ところが、さすがにこの記事には我慢ならなかった様子で、翌2月6日に機関誌「しんぶん赤旗」が異例の反論記事を掲載した。

   記事は「金権政治を擁護するのか『検察の片棒担ぎ』の暴論」と題して、「疑惑を追及してきた日本共産党に対して『検察権力の片棒を担いできた』などと批判する議論が一部に出ています」と指摘した上で、前出の「日刊ゲンダイ」を名指しした。

   その上で、小沢氏の疑惑は

「政治のあり方の根本、国民の税金の使い方に関わる大問題」

だとして、検察の捜査とは別に、「しんぶん赤旗」が疑惑を調査報道してきた実績を強調。その上で、

「それを『検察の片棒担ぎ』と非難するような立場は、結局のところ、金権政治擁護に通じるものといわなければなりません。さらにいえば、戦前・戦中の日本共産党への弾圧と、金権腐敗の摘発・追及を同列に置くような『日刊ゲンダイ』などの主張は、非常識きわまりないものです」

と切り捨てた。

   日刊ゲンダイでは、現段階では「赤旗」側への反論記事を掲載している訳ではないが、2月9日(2月10日付)の紙面では、

「単純過ぎる世論 この国で民主主義は無理だ」

と題して、「小沢幹事長は、辞任すべきが7割」という世論調査の結果を非難。世論にも批判の矛先を向けつつある。

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