外資合弁企業は控えめな目標
一方、外資と合弁する自動車メーカーは、市場の見方は控えめである。
販売台数ではトップにある上海大衆(上海VW)は2010年に82.9万台を目指し、2009年と比べて11.4%増に止めている。上海通用(上海GM)も85万台、昨年比では11.7%増。一汽大衆(第一自動車VW)も78.2万台(11.7%増)といった具合だ。
日系メーカーの場合、東風日産は60万台、11.6%増。広州豊田(広州トヨタ)は26.7万台で、外資系では飛び抜けて高い26%の目標を掲げている。
自動車業界を取材する寇建東記者は
「合弁メーカーはグローバルな視点で中国を見ている。世界市場に対する販売ノウハウなども持っているので、中国メーカーが熱くなっている時に、外資系は非常に冷静だ」
と話す。
2月14日に中国で一番大きな祝日である春節を迎える。北京近郊の自動車市場は09年より熱いムードに溢れている。トヨタ、ホンダなどのいくつかの車種は数万元の追加料金を出して、ようやく納車してもらえる。それでも、数週間か一ヶ月以上待たなければならない。この熱気はいつまで続くのだろうか。
(J-CAST北京)