内閣府が2010年2月5日に発表した09年12月の景気動向指数(CI、速報値、2005年=100)によると、景気の現状を示す一致指数は前月比1.6ポイント上昇して97.6となり、9か月連続で上昇した。ただ、内閣府は基調判断を、3か月連続で「改善を示している」に据え置いた。消費マインドがまだ弱いとみている。
景気の先行きをみる先行指数は前月比3.0ポイント上昇して94.0となり、10か月連続で改善した。
12月は鉱工業生産指数や中小企業売上高(製造業)、有効求人倍率(学卒を除く)などがプラスに寄与したが、全体的には輸出の回復と経済対策の効果によるもので、自律的な回復には至っていないとしている。