「トマト鍋」が大人気 産地でもPRに力注ぐ

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トマト+キムチでまろやかな味に

   一方、「トマトキムチ鍋」を提案しているのがトマトの産地として知られる宮崎県だ。

「もともと冬場のトマト消費量は減ってしまうんです。これは食べ方の問題です。日本ではサラダなど生で食べる機会が多いと思います。そんな状況を打開したい、冬にもトマトを召し上がっていただきたいと智恵を絞ったわけです。それがトマトキムチ鍋でした」

   JA宮崎経済連の担当者はこう話す。実はこの食べ方を提案したのは2009年1月頃。熊本県と福岡県、そしてエバラ食品が協力しながら、ブームに先駆けてPRしてきたという。三県のスーパー約100店舗で実演販売したところ、好評だったという。そして2010年1月19日には、東京都にある中央卸売市場大田市場で関係者向けに、トマトキムチ鍋試食会を開催した。はじめは700食程度を予定していたのが、最終的には950食が振る舞われ、評判も上々だった。

「4人分で大きいトマト2個使うのが目安。キムチ鍋ではやや辛いのが、トマトを加えることで酸味とあわさって味がまろやかになります。辛さも薄まるので子どもでもいけると思います」
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