「ネコ本」がモテモテ 「まこ」25万部「猫村さん」149万部

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「猫男子」はなぜモテる?

   いろんなネコ漫画があるなかで、売れているのは「きょうの猫村さん」(ほしよりこ著、マガジン・ハウス)。主人公はネコの「猫村ねこ」で、「家政婦」として人間の家庭で働きながら、悩んだり、泣いたり、笑ったりして、前向きに生きていく姿を描いている。

   03年にウェブで連載がスタートし、06年に単行本化された。今も1コマずつ更新している。ほのぼしたイラストや人間味があるキャラクターに「癒される」という声が多く、4巻で累計149万部が売れた。

   人気急上昇中のマンガは、コミック誌「週刊コミックバンチ」(新潮社)で連載中の「片桐くん家に猫がいる」(吉川景都著)。片桐くんという若い男性と3匹の飼いネコの日常が描かれている。男性向けコミック誌にも関わらず、女性ファンが増えているという「異色」の漫画だ。

   2010年2月9日に単行本を刊行する。新潮社コミック事業部の担当編集者、山田馨さんは、

「女性の書店員にもすごく人気がありますよ。片桐くんは人前ではぼくとつとしていますが、家に帰ると猫を可愛がるという2面性に、女心をくすぐられるそうです。ネコになって片桐くんに甘えたいとか、可愛がられたいとか、萌える女性が多いようです」

と話している。

   ちなみに片桐くんのようにネコを飼っている男性は最近、「猫男子」と呼ばれていて、「猫みたいに甘えたい」という女子にモテているらしい。

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