早めに薬を飲み始めると症状がいくらか緩和できる
環境省と東京都も2010年1月22日、花粉予測を発表した。東京都ではとりわけ多かった前の年に比べると3割程度。花粉が多い日は平均20日程度と見込まれており、前の年の約41日に比べて半分程度だ。全国的にも同様の傾向で、飛散時期は西日本で例年よりやや遅く、東・北日本では1週間程度早くなると言われている。
清益さんは「たしかに今年は花粉が少ない予測ですが」としながらも、「治療に関してはできるだけ早いほうがよい。早めに薬を飲み始めることで症状がいくらか緩和できると思います。重症化した後に薬を飲むと、効きにくくなるからです。特に気になる人は、時期的には今頃飲み始めるのがちょうどいいのかもしれません」とアドバイスしている。
ちなみに、インターネット販売のケンコーコムでは2009年末、いちはやく花粉症特集ページを開設した。2010年1月20日には会員向けのメールマガジンで案内したところ、環境省の発表とあいまって、PVを伸ばしているという。商品には鼻にやさしいティッシュやケア用品、マスク、のど飴、空気清浄機などが並んでいる。広報は「ここ数年定着してきた鼻栓・鼻マスク、花粉を取り込まないためのフィット性が高いマスク、花粉を除去するための空気清浄機には注目が集まっています」と話している。