西武百貨店とヤフーがコラボ 「お取り寄せ」物産展に業界注目

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東武百貨店池袋店は「楽天市場」とコラボ

   2010年3月25日から東武百貨店池袋店では「楽天市場うまいもの大会」が開催され、「お取り寄せ」で人気の50店舗が集結する。

   楽天の通販サイト「楽天市場」のスイーツジャンルで09年に大賞を受賞した「お芋専門店のスイートポテト」(おいもや)、関西で話題の「神戸魔法の壷プリン」(神戸フランツ)といったスイーツや、弁当、総菜が登場する。中でも目玉となるのは、六厘舎の「つけめん」が食べられるイートインコーナー。大崎の店舗には常に長蛇の列ができ、楽天市場でも2010年4月発送分まで完売している。

   企画を持ちかけた楽天の広報担当者は、

「お取り寄せグルメが好調とは言っても全体的に消費が盛り下がっているので、消費を喚起する企画になればと企画しました」

と言っている。

   50~60歳代のお客が多い東武百貨店池袋店と、20~30歳代が中心の楽天市場が組むことで、両者にとって「新しい顧客層を開拓する」という狙いもある。中小企業基盤整備機構が共催し、地方で眠っているおいしいものも紹介する。

   ネット通販と百貨店のコラボは「Yahoo!ショッピング」が06年と07年に銀座三越に15~20店舗を出しただけで、ヤフー、楽天とも今回のような大規模な試みは「初めて」と言っている。ほかの百貨店から注目が高まっていることもあり、新しい物産展として今後も広がりそうだ。

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