「参院選戦えない」と不満高まるが…
ネット上では、村越祐民議員の発言について、小沢一郎幹事長への恨みや売名からだとうがった見方もある。村越議員の事務所にも、賛否様々な意見が寄せられており、中には脅迫めいたものもあるという。しかし、村越議員は、「信念に従って発言し続けることでしか国民のみなさまの負託に応えることはできない」とブログで訴えている。
新聞各紙の世論調査で、鳩山内閣の支持率が軒並み下落したのを受けて、民主党の各都道府県連でも不満が高まっている。
TBS系で2010年1月21日放送のワイドショー「朝ズバッ!」では、全国の都道府県連に緊急アンケートしたところ、半分以上から回答があり、7月の参院選について「影響を懸念する」と答えたのが6割を超えたという。また、小沢氏に「さらなる説明が必要」とするのが7割超にもなったとしている。
さらに、島根県連がなんと、政党支持率の下落を理由に、幹事長職について「辞任もしかたない」と回答したというのだ。
ところが、同県連の石橋富二雄幹事長によると、これは県連代表の考えで、協議して決定したものでないという。「僕が不在中に答えたもので、僕自身は続投すべきと思っています。何が悪いか真相がはっきりしていませんし、小沢さんはいずれ説明するでしょう」。村越議員の発言については、「単純すぎますね。経緯を見て判断すべきです」としている。
小沢幹事長については、「朝ズバッ!」の調査では、回答した都道府県連の7割超が「続投支持」と答えている。「衆院選を通じて感じたことですが、どうしても小沢幹事長を中心にやってもらわねばならない」(栃木県連の佐藤栄幹事長)との声があり、辞任要求までできない事情があるようだ。