民主党の支持率も下がる
小沢幹事長に向けられた世論の批判は、民主党の支持率も下げている。読売新聞によると、民主党の支持率は34%に下がり、自民党は20%と若干上昇した。支持政党のない無党派層は33%だった。
朝日新聞の調べでは、民主党支持は36%で、前回調査時にあった40%台を大きく割り込んだ。自民党の支持は16%だった。
産経新聞では、民主党支持は32.4%とこちらも前回調査と比べて下落。自民党は18.6%だった。
陸山会事件をめぐっては、民主党内にも批判がないわけではない。世論と同様に、「説明責任を果たしていない」との声や、十分な党内調査もしていないのに「小沢氏を信じている」という鳩山首相を、安易すぎると感じている向きはある。
また、小沢氏に遠慮して民主党議員らの口が重たいことが、党全体のイメージを悪くしていることもある。
渡部氏はこれまでも、「国民の疑念に、できるだけわかりやすく説明するのは政治家として当然だ」と小沢氏に説明責任を果たすよう、発言していた。夏の参院選への影響を懸念する声も出はじめている。
小沢氏はかなり追い込まれつつある。