中国元は投資家の見方割れる
個人投資家の資源国、新興国通貨の人気は確かなようで、野村証券は「回答には南アフリカ・ランドなどの資源国、新興国の通貨がみられた」(投資情報部)と話す。
しかし、「中国元」への見方は微妙だ。同証券の調査で、中国元は第2位に支持されたものの、その見方は個人投資家のあいだでも割れている。「魅力的」の回答比率(DI)はプラス18.5だったが、「魅力的とは思えない」との回答比率(DI)もプラス12.4もあった。米ドル、日本円に次いで「魅力的ではない」と思っている人が多いのだ。
その理由について、投資情報部は「通貨だけではなく、中国株や経済状況などを考慮したうえで回答しているのだと思います。中国の成長力もそろそろ、と思っている人が少なからずいるということです」と分析している。