米映画「アバター」大ヒット 「3Dうつ」本当にいるのか

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「慣れないので違和感のある人もいる」

   ミクシィのコミュニティを見ても、「うつ状態」などの書き込みは、すぐには見当たらない。2ちゃんねるでは、CNNの報道内容について、「映画の宣伝では」といううがった見方も出ている。うつ状態から抜け出す方法として「アバターのゲームをする」などのコメントを紹介していたことなどからだ。

   ただ、ロイターが2010年1月11日報じたところでは、3D映像はその新しい知覚経験が脳に負担となり、頭痛が起きやすいリスクがあるとアメリカの眼科専門家が指摘しているという。うつ状態は「3D頭痛」の可能性も考えられるが、最新技術では解決済みともされており、真相は不明だ。

   2010年は「3D元年」と言われるほど、世界中で3D技術が引っ張りだこになっている。アメリカでは、3D番組を作るテレビもあり、オリンピックやサッカーW杯も3D撮影されるという。日本でも、内外の3D映画が相次いで公開されており、ソニーやパナソニックも3Dテレビを発売する予定だ。

   とはいえ、まだ普及に向けて課題もあるようだ。

   映画「アバター」について、ミクシィのコミュニティでは、3Dへの違和感も相次いで書き込まれている。

   「激しい戦闘シーンではチラツキが目立ち3Dが崩壊気味」「字幕が見にくい」「前方の席の方がさらに迫力がありそう」といったものだ。3Dメガネについても、「画面が暗く見える」「重いし顔にフィットしなくて」といった苦情も出ている。

   こうした指摘について、前出のアバター関係者は、「3D頭痛は、聞いたことがありませんが、慣れないので違和感のある人もいるのでしょう。3Dメガネは、フリーサイズで配っているので、個人差に合わせる改善点はあると思います。映画館での席については、むしろ真ん中の方がおすすめですね」と話している。

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