仕事中のヘッドホン ありなのか、なしなのか

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   仕事中のヘッドホンはいいか、悪いか――。掲示板サイトに投稿されたこの記事をめぐって、ちょっとした議論が起きている。賛成派は「仕事の能率が下がらないなら何をやってもかまわない」と書き込み、「同僚との会話もあるのでは」といった否定的な意見もある。

   話題となっているのは、IT関連の話題を取り上げているユーザー参加型の掲示板サイト「スラッシュドット・ジャパン」に2009年12月15日、掲載された「仕事中のヘッドホン、可or不可?」と題した翻訳記事だ(原文は「スラッシュドット」に書かれた)。それによると、米国人プログラマーの「私」は日々の仕事を、ヘッドホンで音楽を聴きながらこなしている。外からの音を遮断するためで、その方が集中力を保てるからだ。

「音楽を聴きながら仕事をするのは集中力に欠ける」

   ところが先日、上司が、仕事への支障があることを理由に、ヘッドホンで音楽を聴かないように、と指示した。上司の説明では、音楽を聴きながら仕事をするのは集中力に欠け、ミスにつながりかねない、というのだ。一方、「私」は周囲の雑音が集中力を欠く原因になると力説したが、これは受け入れられなかった――。読者はどう考えるか、投げかけたのだった。

   この件はすぐさま反響を呼び、現在はサイト内では、合計約250件以上ものコメントが寄せられ、盛り上がった。

   ヘッドホン賛成派は、「今まで色んな所と仕事をしてきた経験から言うと、社内の縛りがラフな会社の方が、メンバーのスキルも高くプロジェクトが上手くいっている」「どんな職種であれ、仕事の能率が下がらないなら何をやっててもかまわないと思う」「プログラマーを電話で呼び出すような環境ってことは全然進歩管理が出来ていないってことと同義」などと書き込んでいる。

   一方、これに対し「大抵のプログラマーは電話にも出なきゃいけないし、普通に同僚との会話もあるのでは?」「『なら耳栓でもしてろ!』と言われたらどうしますか」「クレームがあったら人間関係が悪化するんじゃない」「俺は音楽を真剣に聴いちゃうから聴きながら仕事は絶対無理だ」といった声が寄せられている。

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