ロンブー田村淳さん(36)の深夜会見は、歌手の安室奈美恵さん(32)との交際を認める異例の形になった。奈美恵さんが激怒しているとの一部報道は、事務所が否定しているが、なぜわざわざ会見まで開いたのか。
「安室奈美恵さんとの交際は事実です。旅行の件もすべて事実です」
東京・新宿の吉本興業東京本社で2010年1月7日深夜開かれた緊急会見。お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんは、のっけから、あっけらかんとこう認めた。
吉本興業「話題作りとも違います」
淳さんは、奈美恵さんとの「極秘アメリカ旅行」から帰国した7日午前、成田空港でも雄弁だった。報道陣に交際のことを聞かれ、「はい」と笑顔をみせた。スポーツ紙各紙によると、さらに、「刺激し合える仲です」「一緒にいて楽しいです」とまでリップサービスしたという。
これまで、淳さんは、年末年始のハワイ旅行でも、報道陣に愛想が悪かった。ほとんど何も話さなかったという。それがこの突然の変身ぶりだ。さらに、深夜には、会見まで開いて報道陣にサービスしているのだ。
熱愛を報じた女性セブンが、米セドナのホテルなどまで完全密着していることも不思議な点だ。こうしたことから、芸能マスコミやネット上では、その意図を巡って様々な憶測が出ている。
かつてのようなプレイボーイでなく真剣に見せるためのポーズなのか。あるいは、番組など何かをPRするための話題作りなのか。はたまた、09年11月に山口・下関市議選への出馬もうわさされたことから、参院選など政界転出へのイメージアップ作戦なのか、などなどだ。
吉本興業の広報担当者は、意図的な狙いについては否定する。
「誰かが情報を流したとは、把握していません。話題作りとも違いますし、選挙に出る予定もありません。プライベートなことですので、本人に任せています」
緊急会見については、マスコミに「コメントを出さない」と伝えたものの、東京本社前に集まって収拾がつかなくなったので、予定を変えて行ったという。