ツイッターの「つぶやき」監視 夫の浮気突き止める

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   「夫の浮気相手をTwitter(ツイッター)で発見した」と題するブログがネットで話題になっている。妻はツイッターに書き込む文章から、夫の浮気を突き止め、一日中監視を続けた。その結果、夫が相手に「自分は独身だ」と言い寄ったことや、クリスマスに夫がプレゼントしたことなどが分かったという。

   問題のブログは2010年1月3日に「はてな匿名ダイアリー」に書かれた。ブログを書いた妻は、夫が複数の女性と浮気しているのではないか、という疑いを持ち、夫の浮気相手の「ツイッター」を発見した。以前に、夫からその女性の名前を聞いたことがあり、本名で「ツイッター」に登録していたからだという。

「Twitter愛用のみなさん、気をつけてください」

   妻は自分の職場でも、こまめに浮気相手の「ツイッター」をチェック。そこでわかったのは、夫が浮気相手に「自分は独身だ」と言い寄っているらしいこと。浮気相手にクリスマスプレゼントを贈ったのは「サンタさんが来た!」という文章でわかったという。そして、浮気相手の「つぶやき」が途切れた時間帯と、夫から「飲みに行くから遅くなる」「まだ仕事中」というメールがきたときが重なった場合が極めてあやしく、「二人はセックスしている可能性が高い」などと分析している。

   また、浮気相手が切ない恋心をつぶやいていると、なんとも複雑な気分になり、「一度彼女と会って話をしてみたいし、メールをしようかどうか迷っている」と明かしている。そして最後に

「というわけでTwitter愛用のみなさん、気をつけてください」

と結んでいる。

   このブログには220以上ものブックマークが付いていて

「あんまり頻繁につぶやくもんじゃないな」
「すごいなこれ。探偵さんもそのうちTwitterとかSMBとか追いかけるんだろうか」
「実は、浮気相手に読まれることを計算して書いているんじゃないか」

といった感想が書かれている。

「Twitterストーカー」も登場

   このブログを書いた女性がそうなのかどうかわからないが、特定の人物の「ツイッター」を一日中監視し、行動や心境をつぶさにチェックし、会いに行ったり、メールを送ったりする行為を「Twitterストーカー」とネットでは呼ぶようになっている。ツイッターヘビーユーザーの場合、つぶやきを克明に追うと、一日の行動が手にとるようにわかるため、ストーキング行為がしやすい、というわけだ。また、ストーキング行為をする気がなくても、ストーカーをしている、またはされている感じがする、などといった議論が「ツイッター」内で行われてもいる。

   ITジャーナリストの井上トシユキさんによれば、「ツイッター」のブームは、ネットがコミュニケーションツールとして完全に根付いたことを示している。そして、ネットのコミュニケーションにハマった人達は、匿名で情報を公開すれば安心という「幻想」に、相変わらず浸っている人が多いと分析する。そうした中で「Twitterストーカー」が生まれてしまうのは自然な流れで、凶悪犯罪にも使われる可能性も出てくるのではないか、と警鐘を鳴らしている。

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