キャバクラ化する「ガールズバー」 5万円のドンペリ、同伴制度も

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「1杯500円で飲めたころが懐かしい」

   この男性の店も1時間4000円、ブランデー、焼酎が飲み放題のセット料金だった。働く女性は十数人で全員がキャバクラ時代からのスタッフという。深夜0時前の店内には、バーカウンターを隔てて、女性スタッフと男性客数名が会話やデュエットでカラオケを楽しんでいた。1年前からこの店で働いているという20代の女性は、キャバクラ店からガールズバーに変わったことについて、

「カウンターができただけで私たちには何も変わらないって感じですね。確かに同伴制度のノルマの厳しさはましになりましたが、まだちゃんとありますし・・・。まぁドレスを着ないで私服で働けるだけでもいいですよ」

と話す。基本的にこの店では、マンツーマンで接客する。また、指名料3000円を払えば、特定の女性とカウンター越しに会話することもできるうえ、女性にドリンクを飲ませる場合、キャバクラ時代と同じ1杯2400円かかる。なお、この店で1番高いお酒は1本5万円のドンペリ。中には数本あけて帰る客もいるという。

   今回初めてこの店に来店したという20代の男性客は、お店を出たところで悩ましげに答えた。

「今日も飲ませろ、飲ませろってしつこく言われましたよ。僕はガールズバーが大阪に出始めたころからいろんな店に通いましたが、最近キャバクラと変わらないところがかなり増えた印象ですね。1杯500円で何時までも飲めたころが懐かしいです」
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